コンチネンタル、世界14ヶ国に向けた駐車場データサービスを開始

■正確な最新データを収集し様々な情報を提供
コンチネンタルは、14ヶ国に向けて、利用できる路外駐車スペースに関する情報を提供するサービスを開始し、この技術について、CES 2019で展示した。

このサービスは、コンチネンタルのスマートパーキング用デジタルプラットフォームを改良したもので、ドイツ、オーストリア、スイス、フランス、ベネルクス諸国、スペイン、イタリア、イギリスというヨーロッパの主要市場を含んでいる。

このサービスでは、データが正確で完全な最新のものであることを保証するために集計・処理され、駐車場からのリアルタイムの使用データだけでなく、価格や営業時間、および充電ステーションに関する関連情報も提供される。

厳格な品質管理プロセスと社内のデータチームにより、同社はデータサービスをタイムリーかつ最高水準の品質で維持することができる。

コンチネンタルのITSセグメント、マップ&パーキング担当の責任者であるJürgen Schweiger氏は、次のように述べた。
「我が社の中核市場を意味するデータソースと自動化された品質保証の組み合わせにより、我々は、7万以上の相互接続点とともに、2万5,000人以上の住民がいる都市をカバーすることを達成している。この点に関する我が社のコアコンピテンシーは、データの品質にかかっており、これにより、こうした国々で可能な限り最高のユーザーエクスペリエンスが保証される。」(プレスリリースより引用)


■無料アプリを介して多言語で提供
2019年中に実施が予定されている世界規模での展開に向けて、準備が本格化している。データはマッププロバイダーや自動車メーカー向けのライセンスパッケージで販売されており、オンボードのナビゲーションシステムを介して、ドライバーに直接届けることができる。

このデータは、コンチネンタルによる無料のParkpocketアプリを介して使用することもでき、このアプリは、英語、ドイツ語、フランス語、オランダ語、スペイン語、イタリア語で、iOSとAndroidにより利用できる。

■モバイル決済でより便利に
路外駐車スペースの情報に加えて、Parkpocketは、モバイル決済の導入により、スマートパーキングの分野で包括的な商品レンジを目指している。

アプリは、現金を持ち運ぶ必要なしに、ユーザーがアプリを介して自分の駐車料金を便利に支払うことが可能となるモバイル決済システムを提供している。路外駐車のリアルタイム情報は、2019年後半に追加される予定である。

コンチネンタル、駐車担当の責任者であるStefan Bader氏は、次のように説明した。
「我々は、あらゆる静的な情報を含み、現在空いている駐車スペースについてリアルタイムでユーザーに知らせるとともに、どの道路横の駐車スペースが使用中となるかについて予測する、高解像度の路外駐車マップを作成することに尽力している。このシステムの高い精度は、この市場全体において、現在の穴埋め技術に取って代わる可能性が高いスケーラビリティと一体になっている。」(プレスリリースより引用)


(画像はプレスリリースより)


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Continental Press Releases
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