IAC、CES2019にて「StreetSmart Door」を公開

■「StreetSmart Door」の出展
IACは1月7日、「CES2019」パナソニックブースにて、「StreetSmart Door」コンセプトモデルを出展したと発表した。

「StreetSmart Door」は、IAC、AGCグループ傘下のAGC Automotive Europe、パナソニック子会社のFICOSAにより共同開発された。ドアパネルに一体化されたガラス面がデシタルサイドカメラモニタリングシステム(CMS)のディスプレイとなる。

なお、「CES2019(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)」は、全米民生技術協会(CTA)の主催であり、今月1月8~11日、米ラスベガスにて開催された。

■ドアパネルに一体化されたガラス面
ドライバーは、「StreetSmart Door」を介して、デシタルサイドカメラモニタリングシステム(CMS)はじめ、車室内の空調や照明システムをコントロールできる。ドライバーによる運転から自動運転に至るまで対応可能であり、ドライバーの認知・知覚、運転の安全性は高まる。

また、グラススピーカー、動的アンビエント照明が搭載され、ドライバー個々のニーズに合わせてコックピットをカスタマイズできる。

■最先端技術の集結
「StreetSmart Door」に使用されるAGC製ガラスは超薄型(0.5mm)、超強耐久性であり、タッチスクリーンの明瞭度・触知感を高める。

特に、業界初となるグラススピーカーは、従来のスピーカーシステムと比べ、生産の複雑性は軽減され、重量は約50%減となる。

一方、カメラモニタリングシステムにはHDR(ハイダイナミックレンジ)機能が搭載され、デジタルリアビューミラーにより自動車の死角に至るまで広範囲の情報をドライバーに提供する。

最高技術責任者のデーブ・パスコー(Dave Pascoe)氏は、実用段階のインテリアに革新的技術を融合することがIACの強みであると述べ、IACが「StreetSmart Door」の技能・性能、有用性を高めると強調する。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

IAC プレスリリース
http://www.iacgroup.com/