エバスペヒャー、中国に研究開発センターを開設
■納入先の開発をサポート
自動車部品の大手サプライヤーであるエバスペヒャーは1月16日、中国の上海に新たな研究開発センターを開設したことを明らかにした。この新開発センターにおいて、エバスペヒャーグループのアジア地域における納入先に向けたエキゾースト技術の開発試験およびプロトタイプの制作を行う計画である。
エバスペヒャーのエキゾーストテクノロジー事業の最高執行責任者であるThomas Waldhier氏は次のように述べている。
「既に以前より複数の生産施設を通じてアジア地域の納入先に貢献してきたが、今後は高効率な次世代のエキゾーストシステムの開発においても納入先に対して協力することが可能となる。」(プレスリリースより引用)

■半無響室でエキゾーストの音質も開発
今後、中国を代表とするアジア地域において、厳しい排ガス規制に適合できる排ガスコントロールシステムを開発していく必要があるが、エバスペヒャーはエンジン直下に配置した選択触媒還元システムやガソリンエンジン用微粒子捕集フィルターなど、既に乗用車および商用車用の排ガス基準をクリアできる技術的なソリューションを保有している。今回開設された3,800平方メートル規模の新研究開発センターは、プロトタイプ工場に加えて、素材および部品単品およびシステムの試験が可能な施設を備えており、また半無響室を使用してエキゾーストシステムのノイズ低減と音質のチューニングを行うことも可能となっている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
エバスペヒャー プレスリリース
https://www.eberspaecher.com/