TIオートモーティブ、プラスチック製のダブルモールドタンクをカルマ社に提供

■高級電気自動車の燃料タンク
TIオートモーティブは1月23日、高級電気自動車のカルマ・オートモーティブにブロー成形プラスチック製燃料タンクを提供すると発表。カルマの長距離用電気自動車(EREV)の蒸気圧処理に用いられる。

■軽量で高性能、運転の最適化を
同社が開発した独自のダブルモールドタンクは、実験用の車両ですでに使用されているが、この秋からカルマの高級電気自動車の一部として市場に紹介される。

従来のスチール製タンクよりも大幅に軽量化され、最大500ミリバールの燃料蒸気加圧にも耐えられる。多様性のある高級電気自動車市場向けの最高性能製品として、電気操作による運転モードの最適化を実現する。

同製品は2014 PACE innovation awardedを受賞し特許を取得したタンクアドバンスプロセス技術(TAPT)を使用して作られている。

■強力なパートナーと製品で市場をアプローチ
カルマ社のCTO・Bob Kruse氏は、自動車市場のこれからの10年は、資金をかけた事業戦略と製造計画にかかっているとし、目標達成のためには強力なパートナーと高品質の製品が必要だと述べている。

TIオートモーティブのプラスチック燃料タンク技術の品質と性能によって、電動グランドツーリング車のような次世代型高級電気自動車はさらに高いレベルの性能を達成することができるだろうと付け加えた。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

TIオートモーティブのプレスリリース
https://www.tiautomotive.com/