マーレ、ワイトリシティ社から磁気共鳴技術に関するライセンスを獲得
電気自動車のためのワイヤレス充電技術
マーレは6日、ワイトリシティ社から、磁気共鳴技術に関するライセンスパッケージを獲得したことを発表した。
マーレのCEOであるJörg Stratmann氏は、次のように述べた。
「この技術をマーレのポートフォリオへ追加することは、我が社に長期的な受け入れとe-モビリティの拡大のための重要な要素を提供する。我々は、この技術が市場における大きな可能性を提供すると信じており、我々のソリューションは、迅速で信頼性のある高効率な充電を可能にする。」(プレスリリースより引用)
高いエネルギー効率で堅牢なシステム
近年、マーレはワイヤレス充電の分野における研究を強化している。 マーレ、コーポレートリサーチ&アドバンストエンジニアリング部門の責任者であるOtmar Scharrer氏は、次のように説明する。
「WiTricityの磁気共鳴技術のライセンスを取得したことで、我々は今、具体的な開発段階に進んでいる。これには、制御エレクトロニクス、ソフトウェア、および熱管理に関する専門知識が含まれる。ソリューションの開発において、我々は、顧客がアップグレードすることができる、モジュラーやコンパクトシステムに重点を置いている。」(プレスリリースより引用)
これは、例えば、マーレのシステムによるオペレーションが双方向になることを意味している。停車中の車両は、バッファストレージとして機能し、そのエネルギーをネットワークにフィードバックすることができる。これは、再生可能エネルギーからの電力を最大限に活用することになるという大きな利点である。
例えば、充電プロセスからの廃熱を使用して車内を予熱することができるために、高レベルの全体効率も達成されることが期待される。
そして、WiTricityから認可された磁気共鳴技術は、さらなる利点を提供する。電動歯ブラシのように慎重に元の位置に戻さなければならない機器のような、現在利用可能の誘導充電方式とは対照的に、マーレのシステムははるかに堅牢である。
マーレは、シリーズ生産開発に向けて、この優位性をさらに強化していく。
(画像はMahleより)
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