汚染地域で30%のNO2削減を実証!マンウントフンメルの新フィルター

空気清浄フィルターシステム
MANN+HUMMEL(マンウントフンメル)は2月7日、汚染レベルの高い道路の二酸化窒素(NO2)を減らす技術を開発したと発表。都市部での交通規制と人々の健康に貢献する。

少ないエネルギーで効率よく粉塵をろ過
同社が開発したのはフィルターCube III。大きな表面積で粒子を保持するフィルター層と、NO2を吸着するための活性炭層が追加されている。フィルターは吸い込まれる空気中に含まれているNO2の80%をろ過する。

この技術は圧力降下が小さいという特徴があり、大きな表面積でNO2を効率よく吸収。フィルターカラムは毎時14,500立方メートルの空気を浄化するという。

備え付けられたセンサーはクラウドに転送され、空気や気象データを分析。ユーザーは条件に合わせて作動させることができる。

2019年夏に新改造を発表予定
現在ドイツ政府の後援により、バーデン・ヴュルテンベルク州の都市・シュトゥットガルトのNeckartor道路交差点に17のフィルターカラムを設置。1日の粉塵の制限値を定期的に超えている道路で、粉塵汚染削減の調査が2018年末より行われている。

初期測定では、フィルターの近距離で30%、広範囲で10%以上の粒子濃度が低下、NO2も急激にしているという。同フィルターは2019年夏までに新技術を導入して改造される予定だ。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

マンウントフンメルのプレスリリース
https://www.mann-hummel.com/