オートリブ、ブリガムシティ工場でエアバッグインフレータの生産10億個を達成
致命的な死傷を防ぐエアバッグインフレータ製品
自動車安全システムの世界的リーダーであるオートリブは、アメリカのユタ州ブリガムシティ工場が、2月14日に、10億個目のエアバッグインフレータを製造したと発表した。オートリブ・アメリカスの社長であるDan Garceau氏は、次のようにコメントした。
「世界中の顧客および家族は、致命的なケガを防ぎ、命を救うために製造されたインフレータを信頼している。 乗っている人を保護するチャンスは1回しかない。我が社のエアバッグインフレータ製品は、ミリ秒単位で完璧に作動しなければならず、いつでも様々な条件下で完璧に機能するように設計されている。」(PR Newswireより引用)
ブリガムシティ工場での生産は1989年に始まり、今日では1週間に平均130万個のインフレータを製造する世界最大のインフレータ工場である。
また、この施設は2003年と2009年に新郷賞のオペレーショナル・エクセレンス賞を獲得しており、1,200人の従業員の一員として障がい者を雇用するためにEnable Utahと提携している。
オートリブ・ブリガムシティ工場のマネージャーであるDave Anderson氏は、次のように述べている。
「インフレータの生産が10億個に達したというマイルストーンは、オートリブが、この仕事のプロセスに専心していることを示しており、我々は、顧客に最良の製品を届けることに情熱を持っているチームをサポートしている。我々は交通の安全性を重視していることから、社員は自分の仕事を非常に真剣に受け止めている。品質は我々から始まる。」(PR Newswireより引用)
全座席用のインフレータを製造
インフレータは、衝突が検出されたときにエアバッグを急速に膨張させる火工装置であり、一瞬の短い間に間違いなく作動しなければならない。ブリガムシティ工場では、車両の全座席に向けたインフレータを製造している。これらには、正面衝突と側面衝突のための運転席と助手席の座席用、および側面衝突と横転事故のためのすべての座席用が含まれる。
そして、推進剤の急速燃焼に依存する「火薬式インフレータ」と、少量の推進剤で強化された加圧ガスに依存する「貯蔵ガスインフレータ」を製造している。
オートリブは、ユタ州最大の製造業雇用者で、総従業員数は約3,600人である。ユタ州には4ヶ所の施設を展開しており、ブリガムシティではエアバッグインフレータの製造、オグテンではサービス部品部門、射出成形、物流倉庫、技術センター、プロモントリーでは火工品材料の生産、トレモントンでは、エアバッグイニシエータおよびマイクロガスジェネレータの生産を行っている。
(画像はプレスリリースより)
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