デンソー、自動車製品のデザインコンセプト2つが「iFデザイン賞」を受賞
電気制御をエレメントで可視化
株式会社デンソーは、自動車用電動化システムの製品群ブランド「ELEXCORE（エレックスコア）」とエンジン直載型ECUのコンセプトモデルが、世界的に権威のある工業製品デザイン賞の1つである「iFデザイン賞」を受賞したことを発表した。
受賞した「ELEXCORE」は、電動化という大きな変革にあるモビリティ社会において、デンソーが今後も高いプレゼンスを築いていくために立ち上げた技術ブランド。
「技術者が考える電気制御の理想像を可視化する」というコンセプトを基に、ブランドネーム・ストーリー・製品デザインを通じて、デンソー独自の世界観を作り上げた。
ブランドの象徴として開発した5つの製品デザインは、光の角度や視点によって様々に表情を変えるエレメントが精緻に配置され、「電気を精細に捉え、自在に変容させる」という技術者の想いを体現している。
高効率軽量化で環境負荷を低減
もう1つの受賞技術であるエンジン直載型ECUのコンセプトモデルは、社会課題である環境負荷の低減につながる資材の削減、車両燃費向上を実現するべく、ジェネレーティブデザインの手法を用いたもの。この筐体のデザインルールは、基板を覆うミニマルで幾何学的な形状と、放熱効率と軽量化を両立した有機的な形状の融合であり、これにより、サイズや 発熱箇所の異なる機種においても、シリーズとしての統一感を保ちつつ個々に最適化した形状のデザインを可能にした。
その結果、要求される冷却効果を保ちながら、従来の筐体と比較し12％の軽量化を実現している。
（画像はプレスリリースより）
▼外部リンク
株式会社デンソー
https://www.denso.com/