テネコ、ジャガーEV車にサスペンションを供給

サスペンションモジュールの提供
今月6日、テネコは、電子モーターやバッテリーの軽量化を目的に、ジャガーの完全なる電気自動車(EV)「I-PACE」クロスオーバーSUVモデルにサスペンションモジュールを提供すると発表した。

サスペンションモジュールには、プラスチック製スプリングシート、アルミトップマウントをはじめ、軽量化された部品が使用される。車体の軽量化により、機能・性能の向上が実現できる。

クロスオーバーSUV「I-PACE」は、フロント・リアダンパー、コイル、エアスプリング式サスペンションモジュールにおけるパッシブ制御(受動制御)が特徴である。自動車の揺れや振動を受動的に電子制御し、ライドパフォーマンス(優れた乗り心地、ハンドリング性能)や安定性を改善できる。

電気自動車を軽量化に
グローバル・ライドコントロールのシニア・ヴァイス・プレジデントであるネヴィル・ラッド(Neville Rudd)氏は、「I-PACE」搭載の革新的なサスペンションモジュールは、乗り心地やハンドリング性能に対するニーズ、ならびに、操作系・駆動系・乗車空間など車に関する全レイアウトを決定するパッケージング条件を満たす設計であると説明する。

エレクトリックパワートレインを搭載した場合、従来の内燃エンジン用パワートレインに比べ、車体は重くなる。それゆえ、車体の軽量化は、エレクトリックパワートレインの効率化において重要である。

ラッド氏は、サスペンションモジュールは、車体の軽量化、アンダーボディの空間節約、車両統合の簡略化を可能にするデザインと材料を具現化したものであり、あらゆる電気自動車に大きな利点をもたらすと述べる。

(画像はTENNECO HPより)


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TENNECO プレスリリース
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