シェフラー、RACEプログラムを始動

■自動車OEM部門の持続的生産に向けて
今月6日、シェフラーは、年次記者会見にて、オートモーティブOEM部門の効率化、ポートフォリオの最適化、収益の増加を目的として、RACEプログラム(Regroup Automotive for higher Margin and Capital Efficiency)を始動すると発表した。

2018年度以前、オートモーティブOEM部門のEBIT(支払金利前税引前利益)は低く、プログラムを通して持続的生産を可能にし、長期的価値の維持・強化、収益の増加を目指す。

■未来のモビリティを強化
RACEプログラムは、2019年から2024年に掛けて全3段階にて計画され、自動車OEM部門担当CEOのマティアス・ツィンク(Matthias Zink)氏がRACEプログラム責任者を務める。

ヨーロッパにおけるフットプリント(生産拠点、生産量)の最適化、事業ポートフォリオの最適化、経営経費・諸経費の削減、研究開発の効率化、生産能力の効率化、生産受注の改善に焦点を置いた施策を取り組む。

なお、初期段階は2019年1月より始動し、プログラム期間は18ヶ月から24ヶ月である。

ツィンク氏は、RACEプログラムを通して、経営や生産の最適化・効率化を図るとともに、内燃エンジン生産を減らし、車両のハイブリッド化や電動化を推し進め、顧客に対して革新的な技術を提供していく意向であると述べる。

また、eモビリティ、自動運転など収益性の高い製品に対する研究開発に重点を置くという。収益の低い製品の生産量を減らし、収益の高い製品の生産量を増やし、収益の増加を目指す。

(画像はプレスリリースより)


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SCHAEFFLER プレスリリース
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