ボッシュ、逆走警告システムを欧州13か国で導入

ドライバーと道路利用者に警告
自動車部品の大手サプライヤーであるボッシュは3月21日、欧州13か国において高速道路などにおける逆走を、運転するドライバーや他の交通利用者に警告する発するシステムを導入すると発表した。

道路の逆走は重大事故につながるため、ドイツでは逆走車に関する交通情報が年間約2000件も放送されており、逆走車の3分の1が平均しておよそ500 メートル走行したところで事故を起こし、最悪のケースでは人命が失われている。

このボッシュの新しいクラウドベースの逆走車警告は、逆走している車両を感知すると、瞬時にヨーロッパ13か国において道路を逆走しているドライバーのみならず、危険にさらされる他の道路利用者に警告を発することが可能となっている。
車両の標準機能として搭載することも可能
このボッシュの新システムは自動車メーカーのインフォテインメントソリューションに統合することも可能であり、標準機能として車両に搭載することについても話し合いが行われている模様である。

このシステムは、高速道路の入り口で車両の進行方向を監視し、クラウドベースの機能により車両の動きと本来の進行方向とを比較して警告を発する。

また、スマートフォンのアプリ機能として提供されるこの逆走車警告システムは、ソフトウェア開発キットの一部として、他社の既存のアプリと一緒にインストールすることも可能となっている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ボッシュ プレスリリース
https://www.bosch-presse.de/