イートン、SuperTruck IIプログラムに参加

大型トラックの燃費効率改
今月18日、イートンは、米国における大型トラックの燃費効率改善プロジェクト「SuperTruck II(スーパートラック計画II)」に参加し、トラックメーカーに対して複数のコンポーネントを提供すると発表した。

米国エネルギー省(DOE)は、2010年に官民一体の大型トラック(クラス8)燃料効率改善プロジェクト「SuperTruck」を開始した。米国エネルギー省(DOE)、トラックメーカー、トラック部品サプライヤーが参画し、燃料効率50%の改善を目標とした。

プロジェクトでは、長期的な目標としてクリーンで燃費効率の大型トラックの実現を掲げる。

「SuperTruck II」では、米国の大型トラックの燃料効率を100%向上させることを目的に、2009年モデルを上回る100%以上の貨物効率改善、エンジンブレーキの熱効率性能の55%向上を目指す。プログラム資金は、DOE自動車技術局(VTO)が1億ドルを出資する。

最先端技術の提供
イートンOEM(Original Equipment Manufacturer)チームは、エンジンを止めて惰性走行できる機能「Coasting Engine off」と廃熱利用による燃料節約を可能にする高効率性トランスミッション、48Vマイルドハイブリッド電気再生式補機駆動など燃費効率を向上させ、排ガスを低減させる最先端技術を供給する。

技術企画・政府関連業務の担当であるミハイ・ドロバントゥー(Mihai Dorobantu)氏は、プログラムが重視する商用車の効率改善はイートンにとって良い機会になると述べ、SuperTruck IIプログラム参加OEMサプライヤーと共に共通目標に向かって取り組み、クリーンで燃費効率の良い商用車の実現を目指すことに大きな期待を抱く。

また、イートンは、2008年以降、燃費効率の向上、排ガス低減に重点を置き、NOx排出量の削減(排ガス中の窒素酸化物削減)、内燃ディーゼルエンジンの燃費効率改善を可能にする技術の開発に努めていると説明する。

(画像はプレスリリースより)


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