ビステオン、新型プジョー280向け3Dデジタルクラスタを発表

自動車業界初の完全3Dデジタルクラスタ
ビステオンは、新型プジョー280向けクラスタとして、新世代コックピット「i-Cockpit(アイ・コックピット)」の一部であり、自動車業界初の完全3Dデジタルクラスタを発表した。

これまで、ビステオンは、PSAグループとパートナーシップ契約を締結し、「3D Blade」コンセプトの開発を推し進め、デジタルクラスタにおける3次元映像を実現した。

3D技術により情報の重要度を提示
ビステオン製デジタルクラスタは高度な反射を投影し、約15㎜の奥行(前後)をもつ3次元映像を作り出す。

最先端ディスプレイは、高解像度で10.25インチのバックグラウンド薄膜トランジスター(TFT)、7インチのフォアグランドTFTは、反反射ブレードを投影する。なお、TFTは、コントラスト・色の再現性、応答速度、視野角などに優れた液晶であり、画質の鮮明度・精細度は向上する。

カスタマーグループのヴァイス・プレジデントであるロイック・グリセライン(Loick Griselain)氏は、自動車セグメントに初めて3D技術をもたらすマーケットソリューションであり、市場に対する訴求力は非常に高いと述べる。

また、重要な情報を視覚的に強調させ、運転中のドライバーがディスプレイに表示された情報内容を直観的に理解できると説明する。

新型プジョー280向けクラスタは、次世代ヒューマンマシンインタラクション(HMI)の例示であり、ドライバーに対して、奥行感覚より情報の重要度を認知させることができると実証している。

(画像はプレスリリースより)


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