シェフラー、電気モビリティのステアリングシステムを開発

「OmniSteer」グループプロジェクト
シェフラーは3月27日、電気モビリティ・ステアリングシステムの、革新的なコンセプトとプロトタイプが完了すると発表。省スペースで優れた操作性を実現し、未来の電気モビリティを切り開くとしている。

「Schaeffler Mover」と組み合わせたシステム
同社の「OmniSteer」グループプロジェクトは、ドイツ連邦教育研究省からの助成金を受け、プロジェクトパートナーと共同で3年間、開発が進められてきた。あらゆる方向に操作できるステアリングシステムだ。

同社が開発した都市向け車両コンセプト「Schaeffler Mover」との組み合わせで、広いステアリング角度を実現するホイールサスペンション、信頼性の高いメカトロニクス、およびガイダンスシステムなどの研究が進められてきた。

コンパクトで無指向性の操縦実現に向けて
OmniSteerはドライブトレインの電化と、そのステップに対応できるドライブ車輪との統合システムを前提とし、都市生活に合わせてコンパクトながら柔軟性の高い操舵性をコンセプトにしている。

各方向に90度舵角、個別に操舵可能なステアリングホイールを持つことで、途中で停止することなく並列駐車が可能になる。また状況に応じて、運転者は前輪、後輪、全輪ステアリングの切り替えや電源を入れることもできるようになる。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

シェフラーのプレスリリース
https://www.schaeffler.com/