ドラクスルマイヤー、輸送に関する気候変動防止強化プロジェクトのウェブサイトを開設

持続可能な物流のための意見交換を促進
ドラクスルマイヤーは、同社も参加する輸送部門の気候変動防止強化プロジェクトに関する新しいウェブサイト「2°- Logistics」が開設されたことを発表した。

グローバルに展開する自動車サプライヤとして、ドラクスルマイヤーグループは長年にわたり、気候に有害な排出量の削減に役立つ物流ソリューションを実施してきた。

このウェブサイトの目的は、業界および企業全体で知識を交換することによって、気候にやさしい物流を促進および強化することである。

ユーザーは無料のインタラクティブなオンラインプラットフォームを自分で完成させることができ、スマートな物流ソリューションを通じて知識の交換を促進することができる。中小企業は、このサイトを使用して、より持続可能な物流の経験に基づいた形態を得ることができる。

ドラクスルマイヤーのグリーンロジスティクス担当であるThomas Keil氏は、次のように述べた。
「我々は、このプラットフォームで、環境にやさしく革新的な輸送物流の経験を他の企業と共有したいと考えている。我々は、このように他社との知識交換を促進し、製品輸送部門における気候保護を実施していく。」(プレスリリースより引用)

このプラットフォームは、世界の平均気温の上昇幅を、今世紀末時点で産業革命前から2度未満に抑えるという世界共通の長期目標をベースとした共同プロジェクト「2度未満への道」において開発されたもの。そして、気候変動防止のためのドイツの企業団体「Foundation for 2°」および世界自然保護基金ドイツと共同で実施され、ドイツの連邦環境・自然保護・原子力安全省の後援を受けている。

無公害のモビリティに向けた取り組み
ドラクスルマイヤーは、複雑なワイヤーハーネスシステム、主要電気製品および電子部品、高級内装品、そして電気モビリティのストレージシステムを世界中の高級自動車メーカーに供給している。

同社は、多電圧および高電圧ワイヤーハーネスシステム、バッテリ管理システム、インテリジェントな配電器など、先駆的なワイヤーハーネス技術と電気および電子部品をすべて自社で開発している。

また、低電圧および高電圧ストレージシステム向けのソリューションを使用して、将来に向けた無公害のモビリティに取り組んでいる。

成功した物流プロジェクト
ドラクスルマイヤーは、持続可能なコンセプトとして、使用済み容器のリサイクルチェーンを可能な限り行っており、これにより、サプライヤのコンテナ物流におけるエコロジカルフットプリントを20%削減することを実現した。

また、ドラクスルマイヤーグループは、2016年以来、液化天然ガス(LNG)トラックの使用でも成功している。LNGは、エネルギー密度が高いため、トラックの1タンクフルト当たりの走行距離を、600キロメートルから1,600キロメートルに延ばすことができる。

ドラクスルマイヤー、輸送ロジスティクス担当イノベーションマネージャーであるJürge Wallner氏は、次のように説明した。
「ディーゼルトラックと比較して、天然ガスのトラックは、粒子状物質の排出量を最大90%、窒素酸化物の排出量を約80%削減する。それぞれの出荷でCO2の排出量が約80%抑制され、騒音公害も半分になる。」(プレスリリースより引用)

こうしたプロジェクトの例は、新しいウェブサイト「2°- Logistics」に掲載されている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

Draexlmaier Press Releases
https://www.draexlmaier.com/

2°- Logistics
https://www.2gradlogistik.de/en/