グルーポアントリン、フォード車用ドアパネルなどを生産する工場をメキシコに開設

電気自動車モデル生産プログラムの一環
グルーポアントリンは4月4日、メキシコのクアウティトランに、新しい工場を開設することを発表した。新工場では、100人以上の従業員を雇用する予定で、最先端の技術とプロセスを取り入れてメキシコにおける産業ネットワークを強化する。

自動車メーカーが電気自動車の開発に注力している昨今、グルーポアントリンは、32の新しい電気自動車モデル生産プログラムを展開している。

そして、フォルクスワーゲンのヨーロッパにおける電気自動車プラットフォームの全モデルを供給し、また、中国市場向けの電気自動車、フォードが全世界向けにメキシコで生産を計画している電気自動車も供給している。

新工場は、こうしたプロジェクトの一環として、主にフォードの電気自動車向けのドアパネルと計器パネルを生産する。また、アルテアガとトルーカの工場もこのプロジェクトに参加している。

すべての事業部で市場シェアを強化
グルーポアントリンは、2018年、中国の広州と瀋陽に照明事業を専門とする新工場を開設した。また、アメリカ、アラバマ州のシェルビー工場でも生産を開始している。

2018年、同社の4つの事業部は引き続き市場シェアを強化した。オーバーヘッド事業部の売上高は20億6,100万ユーロ、ドア事業部は、3%増加の18億8,600万ユーロを計上した。また、コックピット&コンソール事業部は11億2,600万ユーロ、ライティング事業部は、8%増加の3億4,900万ユーロとなった。

地域別に見ると、アジア太平洋の売上高が21%増の6億1,800万ユーロでトップとなっている。中国では、現地の自動車生産が3.5%減少したのに対し、売上高が31%増加したことは注目に値する。

また、ヨーロッパの売上高は27億3,400万ユーロ、北米自由貿易協定地域は19億4,600万ユーロで、南米南部共同市場は、2017年を2%上回る9,000万に達した。

2019年、同社は多大な投資を続けており、3億ユーロ以上が様々なプロジェクトに投資される予定である。

(画像はGrupo Antolinより)


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Grupo Antolin Press Releases
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