デーナ、上海モーターショー2019にてTM4 MOTIVEモーター・インバーターを初披露

トルク・出力密度の向上
4月17日、デーナは、「上海モーターショー2019」(4月16~25日、中国・上海で開催)にて、トルクや走行距離を向上させる目的として、軽自動車市場向け「TM4 MOTIVEモーター・インバーター」を初披露した。

TM4 MOTIVEモーター・インバーターは、最もトルク、出力密度に優れたシリーズであり、給油1回あたりの走行距離を伸ばす。現在、試験段階にあり、2020年に中国での生産を予定している。

中国の電気自動車市場をサポート
TM4 MOTIVEモーター・インバーターは、「Spicer」ギアボックス、eAxle(イーアクスル)とシームレスに統合できる設計であり、電気自動車メーカーに対して、費用対効果が高いターンキーソリューション(納品直後から稼働可能な状態にある情報システム)を提供する。

高回転の永久磁石電動モーター、高出力密度電子インバーターに統合できる。電気自動車における制御を向上させ、効率性、信頼性、機能・性能の高い基準を満たす。

また、乗用車アプリケーションを商用車クラス2向けまで最適化し、車両前後に単独にて搭載可能である。インバーターは、前世代の製品と比べ、33%縮小化した。

軽自動車ドライブライン・テクノロジーズ社長のボブ・パイル(Bob Pyle)氏は、電気自動車市場の技術進歩は急速であり、高出力密度、軽量化、最大トルク能力が重要になると説明する。

なお、デーナは、中国の自動車市場において確固たる基盤を築き、今年3月には、中国のバス・商用車向け電動パワートレインシステム「TM4 SUMO」の生産数が12,000基に達したと報告されている。

(画像はプレスリリースより)


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