デーナ、いすゞNシリーズに「Spicer Electrified e-Axle」を搭載

デーナとNordresaのパートナーシップ
4月25日、デーナはインテグレーターのNordresaとパートナーシップ契約を締結し、いすゞ小型トラック「Nシリーズ」シャーシに「Spicer Electrified eS9000r e-Axle」を搭載すると発表した。

いすゞ「Nシリーズ」シャーシは、ボックストラック、メンテナンストラックなど向けである。発進性20%に対して110マイルまで、最大出力226kWに設計されている。

今回のパートナーシップ契約締結により、TM4モーター・インバーターを備えたダイレクトドライブシステムを電動の中型車両プラットフォームに提供できる。新たなシャーシでは、Nordresaが有するエレクトリックパワートレイン制御技術が重要な特徴となる。

電化ドライブトレインの発展に向けて
「Spicer Electrified」は、地下採掘トラック、大型ホイールローダー、リーチスタッカーなど産業用自動車向けインテグレート・エレクトロメカニカルシステム(統合型電気機械システム)である。TM4製e-Hub Driveが使用され、車両用電化技術を活用している。

「Spicer Electrified eS9000r e-Axle」では、モーター、トランスミッション、アクスルシステムが統合されている。eアクスルは、中型トラックやバスに使用されている従来のドライブシステムを電動モーターに置き換える。

電動モーターは、直接、ディファレンシァルハウジング(差動歯車枠)に取り付けられ、バッテリー交換やトラックボディにおける設計柔軟性は改善される。

デーナ商用車ドライブラインテクノロジー社長のマルクス・ウォレス(Mark Wallace)氏は、商用車セグメントにおける車両の電動化は拡大しつつあり、デーナは、顧客に対して即時的かつ目に見えるメリットをもたらす製品開発に重点を置くと述べる。

インテグレーターであるNordresaとのパートナーシップを通して、包括的技術により、中型トラックやバス市場向けの理想的ソリューションの提供が実現するという。

(画像はプレスリリースより)


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