マンウントフンメル、数ヶ月で二酸化窒素濃度の削減に成功!

交差点のクリーン化プロジェクト
マンウントフンメルは4月24日、ドイツ・シュトゥットガルトの交通量の多い交差点に設置したフィルターキューブの実証実験の結果を報告した。最大で30%の二酸化窒素を削減できたという。

交差点付近の二酸化窒素濃度30%減
この実験は昨年12月、交通量の多い地区の交差点に、新改良したフィルターキューブを設置しその効果を検証していた。

この交差点付近の測定によると、二酸化窒素は1立方メートルあたり年間平均40マイクログラムと限界値を超えており、通過する車両によって発生する二酸化窒素や粉塵は全排出量の4割を占めている。

その区域にフィルターを設置した結果、局所的な二酸化窒素濃度を10%~30%減少させることに成功した。

8月には規模を改良して増量設置
改良品は、微細な粒子を保持するフィルター層と、二酸化窒素を吸着する活性炭層の2層式コンビフィルターで、二酸化窒素と細かい塵の80%以上を結合。少ないエネルギーで効率的に空気を浄化する。

また制御装置によるフィルター調整、センサーによって空気と気象データが記録される。

現在のフィルターキューブは一時的なもので、8月にはフィルター面積を大きくしファンも強力なものに改良される。設置は現在の17個から23個に増える予定で、交通規制緩和や周辺住民の健康に役立てることができるとしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

マンウントフンメルのプレスリリース
https://www.mann-hummel.com/