メリトール、ターミナルトラクターに電動ドライブシステムを供給

大口契約の締結
メリトールは、米カリフォルニア・ロングビーチ港、オークランド港と契約を締結し、ターミナルトラクター38台に対して、Blue Horizon technologyブランドの電動ドライブシステムを供給すると発表した。

ターミナルトラクターへの搭載は今年末より開始され、2020年10月を目処に搭載完了する見込みである。

電動ドライブトレイン市場における地位強化
ターミナルトラクターは、メリトール製アクスル・ブレーキに加えて、TransPower製ドライブシステム、パワートレインコントロール、エネルギー貯蔵サブシステムが搭載される。メリトール製アクスル・ブレーキは、TransPower製電動パワートレインと協調作動する。

苛酷な環境下にて1日あたり稼働16時間(操縦8時間、充電8時間)、最大13万ポンドの上げ下ろしを想定して設計されている。また、自動充電技術が駆使され、総運用コストが削減される。

なお、TransPower(米カリフォルニア州)は、トラック、スクールバス、ゴミ収集車・清掃車、ターミナルトラクターの主要メーカーに対して、統合ドライブシステム、完全電気トラックソリューション、エネルギー貯蔵サブシステムを供給している。

フロントドライブトレイン・エレクトリフィケーションのヴァイスプレジデントであるT.Jリード(T.J. Reed)氏は、これまで締結した契約のうち、今回のバッテリー式電動ターミナルトラクター契約は非常に大口であり、電動ドライブトレイン市場において確固たる地位を獲得できると述べる。

(画像はプレスリリースより)


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MERITOR プレスリリース
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