TI オートモーティブ、軽量と耐久を両立した燃料タンクを開発
電気自動車用のプラスチック製タンク
TI オートモーティブは4月23日、高級電気自動車用のプラスチック燃料タンクの提供を開始したと発表。軽量化と耐久性を両立し、長距離電気自動車(EREV)に適しているという。長距離電気自動車に最適化
この革新的なプラスチック製タンクは、従来のスチール製よりも大幅に軽量化を実現。さらに最大500ミリバールの加圧に耐えられ、EREVなど高い蒸気圧を発する車両のパフォーマンスを最適化するのが特徴だ。ブロー成形のプラスチックタンクで、2014年にPACE賞を獲得した燃料タンク製造技術のプロセスを用いて製造している。
EREVの快適性と操作性のために
同社では現在カルマの高級電気自動車「Revero」と限定版の「Aliso」を生産。どちらも革新的なデザインとパーソナライズされた独特のドライブ経験を提供している。この秋からこの2台にタンクを取り付ける予定だ。カルマの最高技術責任者(CTO)であるBob Kruse氏によると、自動車メーカーは10年先の視野で戦略・開発していると述べる。
現在は、ドライブの動力性や操作性、快適性を持っている電気自動車は数台しかない。これらの要件を満たした次世代型の高級電気自動車を見越して、性能と品質の向上に適した燃料タンク技術の開発を行っているとしている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
TI オートモーティブのプレスリリース
https://www.tiautomotive.com/