エバスペヒャー、メキシコに排気システム生産工場を建設

乗用車・商用車向けの排気システム生産工場
5月9日、エバスペヒャーは、乗用車・商用車向けの排気システム生産工場をメキシコ北部の都市サルティーヨに建設すると発表した。第一期建設工事は去年夏に完了し、2019年末に完成予定となっている。

新たな生産工場は約1万5000平方メートルの生産スペースをもつ。250人の新規雇用を創出し、長期雇用者は500人以上になる見込みである。また、近隣には、世界的な自動車メーカーの生産工場が立地する。アメリカとメキシコの国境に近く、アメリカへの流通経路に優れている。

NAFTAの契約締結に向けて
サルティーヨ工場では、乗用車・商用車向けに、微粒子フィルターや触媒コンバーター(触媒を用いて有害排気成分を浄化する装)を含む排気システムを生産する。

将来的には、アメリカ・カナダ・メキシコ3ヶ国間にて結ばれた経済協定「北米自由貿易協定(NAFTA)」における契約締結を目指し、新たなメキシコ工場にて生産される排気システムは、NAFTAの条件を満たす製品となる。

エキゾーストテクノロジー事業の最高執行責任者であるトーマス・ワルダヒャー(Thomas Waldhier)氏は、排気ガス制御技術に対する需要は世界的に高まりつつあり、新たなメキシコ工場は北米の生産ネットワークを強化し、現地の顧客に対して製品を直接提供できるようになると述べる。

(画像はプレスリリースより)


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Eberspacher プレスリリース
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