ボルグワーナー、クラス最高品質の車載用バッテリー充電器を発表

電気自動車システムの強化
5月16日、ボルグワーナーは、電気自動車(EV)システムの強化を目的に、プラグインハイブリッド車とピュアEV車向けの技術ポートフォリオに 「オンボードバッテリーチャージャー」(OBC:車載用バッテリー充電器)を追加すると発表した。

ボルグワーナー・モールスシステムズ社長兼ジェネラルマネージャーのジョエル・ウィガート(Joel Wiegert)氏は、電気自動車およびハイブリッド車の世界市場に適した製品を提供できるように、技術センター(イタリア・ルーゴ)では、妥協することなく、オンボードバッテリーチャージャーの設計に努めていると述べる。

幅広い選択肢の提供
「オンボードバッテリーチャージャー」はハイブリッド車あるいは電気自動車に搭載され、送電網から供給される交流電源(AC)をバッテリー充電器向けに直流電源(DC)へと変換する。先駆的なシリコンカーバイド技術が活用され、クラス最高の電力密度、最大電力変換効率による省エネルギー化が実現される。

また、あらゆる自動車用電池の化学技術、800Vまでの電圧範囲(400V・650V・800V)に対応可能である。オプションとしてDC/DCコンバーター(2.3~3.6 kW)を内蔵し、7.4 kW・11 kW・22 kWの定格電力(規定の周囲温度にて連続動作状態で使用可能な電力最大値)を含む広範囲のAC入力に対応できる。

充電能力と機能は多岐にわたり、例えば、定格充電電力7.4 kWのオンボードバッテリーチャージャーでは、一般家庭に供給される単相電源(単相電流)にて、充電力1.8kW・3.3kW・6.6kWに使用できる。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

BorgWarner プレスリリース
https://www.borgwarner.com/