Pierburg、中国が新しい可変バルブトレインシステムを初オーダー

UpValveの生産を開始
Rheinmetallは5月15日、子会社であるPierburg GmbHが新しい可変バルブトレインシステムの生産を中国で開始すると発表。生産開始は年内を予定している。

既存のシステムを改良、動特性を改善
新開発された可変バルブトレインシステム・UpValveは、既存のUniValveを改良したもので、Pierburgのエンジニアがドイツのノイス工場で開発。

4気筒ターボチャージャーガソリンエンジンに統合され、エンジンの吸気側に取り付けられる。トルクも強化し、剛性に加えて摩擦による損出を軽減する。また、エンジンの動特性が改善されたことにより、燃料消費量を抑えることに成功している。

さらに必要に応じてシリンダーのスイッチを切ることができ、この制御システムにより最大で5%の燃料節約につながる。

ドイツ国内で試験的にエンジンの組み立てと走行ドライブが行われたが、スピードの安定性、カーボンフットプリント、ダイナミクスの面で大幅に改善されたという。

中国の自動車メーカーが発注
この可変バルブトレインシステムを、中国のいくつかの自動車メーカーが初オーダーしている。金額にしてすでに9000万ユーロ以上の注文だという。システムに対応する車両の製造・生産は2020年に開始される予定だ。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

KSPG(Rheinmetall)のプレスリリース
https://www.rheinmetall-automotive.com/