ドラクスルマイヤー、ドイツのザクセンハイムにバッテリーシステム製造工場を開設

ポルシェ・テイカン用高電圧バッテリーを生産
ドラクスルマイヤーは、ドイツのシュトゥットガルト近郊ザクセンハイムにバッテリーシステムの新工場を開設したことを発表した。

この工場では、完全電気自動車ポルシェ・テイカンに向けた800ボルトコンプリートバッテリーシステムの量産を行う。

ドラクスルマイヤーグループの最高技術責任者であるMartin Gall博士は、次のように述べた。
「未来のモビリティは、我々の時代の最も主要な課題である。自動車産業は、歴史的に技術的な変化を経てきており、エレクトロモビリティは重要なメガトレンドである。」(プレスリリースより引用)

ドラクスルマイヤーは、エレクトロモビリティの開発について早い段階から意識し、専門家がバッテリーシステムのプロトタイプを製造した2009年には、バッテリーシステムを構築していた。

それから、プラグインハイブリッド車両および電気自動車用の高電圧バッテリーに向けたプレミアムブランドから多くのコンセプト注文が続いた。

この工場は、10万平方フィートの生産サイトを持ち、ポルシェ・タイカン用のバッテリーモジュールを組み立てるための、高度に自動化された組み立てラインを備えている。

モジュールが自動的にセットアップされると、各バッテリーが一連の総合的なテストを受ける前に、さらなる部品が取り付けられる。バッテリーの製造に加えて、このサイトには、現在のバッテリーシステムを開発するための施設も備えられている。

高電圧バッテリーシステムや多様な電子部品を製造
新しい工場のサイトマネージャであるSabine Huckeは、次のように語った。
「我々は、非常に集中的な開発の期間を行ってきた。サイトのチームは、量産の開始を楽しみにしている。ゼロからサイトを構築したことが、ザクセンハイムのチームメンバーのチームワークを強め、非常に特別な種類のチーム精神を生み出した。」(プレスリリースより引用)

ドラクスルマイヤーグループは、自動車用の個別に設定可能な高電圧バッテリーシステムと、高電圧貯蔵用の部品を開発・製造している。

同社のEモジュールには、充電ソケットやHV電気配線システムから、インテリジェントな測定・配電・保護、そして信頼性の高い接触を可能にする多種多様な電子部品まで、すべての重要な部品が含まれている。

(画像はプレスリリースより)


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