ボルグワーナー、ブラジルのイベントで電気自動車とハイブリッド車の需要拡大について紹介

ブラジル市場の需要増加にも対応
ボルグワーナーは、環境保護のために新しい方策を適応させる必要性についての議論を推進する「Electric Mobility Day」の4回目となるイベントを開催した。

あらゆる種類の推進力のための技術を開発し製造しているボルグワーナーは、電気自動車やハイブリッド車の需要拡大に対応している。

ボルグワーナー・ブラジルのネラルマネージャーであるVitor Maiellaro氏は、次のように述べた。
「クリーンでエネルギー効率の高い自動車の需要は世界的に高まっており、我が社は、ブラジル市場が発展するにつれてサポートする用意ができている。」(プレスリリースより引用)

2017年に、電気自動車は世界で90万台となっており、2023年までには560万台に達すると予想されている。また、ハイブリッド車に対する高い需要も示されており、2017年の300万台から2023年には2,600万台に増加すると予測されている。一方で、内燃エンジンのモデルは、同じ期間に9,100万台から7,600万台に減少すると考えられている。

ボルグワーナーにとって、ハイブリッド化と電化の両方とも、今後のモビリティ戦略の中心である。

幅広い製品ポートフォリオで様々なソリューション
ボルグワーナーの幅広い製品ポートフォリオは、あらゆる推進システムで、世界中の市場の様々なニーズに対応して、テクノロジーとソリューションを提供している。

2017年には、電化技術の世界的企業であるSevcon社を買収し、パワーエレクトロニクスの機能を補完するとともに、車載バッテリー充電器をポートフォリオに追加している。

2019年には、Romeo Technology社との合弁会社を設立し、ハイブリッドおよび電気自動車用のバッテリーパックとモジュールをポートフォリオに追加すると発表した。

また、非常に効率的な充電のための重要な技術についても研究し、新しい車載バッテリー充電器「OBC」を開発した。これは、幅広い適応性を持ち、交流(AC)を直流(DC)に変換するためにハイブリッドおよび電気自動車に設置することができる。

高い柔軟性でエンジンを変えずにドライブ切り替えが可能
さらに、特別に開発されたパワーエレクトロニクス、電気モーター、トランスミッション技術を組み合わせた完全統合型の電気駆動モジュールである「iDM」も開発した。

このモジュール式ソリューションは、同社のP2オンアクシスハイブリッドモジュールと同様に、非常に高い柔軟性を持っている。

最先端の48Vソリューションでは、モーターがドライブシャフトに直接組み込まれているため、自動車メーカーはトランスミッションやエンジンを変更することなく、内燃エンジンの車両をハイブリッド車に変換することができる。

さらに、電動コンプレッサーのeBoosterシステムは、優れた出力密度、高いシステム効率、および加速時間の短縮を実現し、ターボラグを実質的に解消しており、もう1つのターボチャージャーソリューションであるeTurboは、無駄な排気エネルギーを電気エネルギーに変換することで燃費を向上させている。

(画像はBorgWarnerより)


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