マーレ、冷却水に水道水を使用できる処理モジュールを開発
運転者の負担を軽減
マーレは5月29日、ガソリンエンジンへの冷却水注入に関して、活性炭フィルタとイオン交換媒体の組み合わせた処理モジュールを開発した。
そこで、マーレは、この補充プロセスにおける運転者の負担を軽減するために、活性炭フィルタとイオン交換媒体の組み合わせた処理モジュールを開発した。この処理モジュールにより、車内の専用タンクに水道水を充填することが可能となり、水道水はエンジンの噴射の際に車内で処理される。
処理モジュールはコンパクトに設計されており、車内の色々な位置に取り付けることができる。それは、タンクへの送り込み装置に統合することもできるが、充填プロセス中に、水道水とフィルタ、イオン交換媒体の間の接触時間に関しては不利となる。
水ポンプのバイパスとして、あるいはインジェクタの上流のインライン要素として、タンク内でのインライン設置は有利であることが証明されている。特にインジェクタの上流のインライン要素としての設置は、コストと保守性の面で明らかな利点がある。
世界で異なる水道水を研究
タンクを水道水で満たすというコンセプトは、特に地元の市場を考慮に入れると、水質および組成が世界中で大きく異なるため、厳しい要件が示される。マーレは、ろ過およびエンジン技術の分野におけるその世界的な専門知識を持っており、開発における地域でのテスト結果を取り入れている。
進行中のテストの一環として、マーレは、車両運転中に車内で発生する水の処理についても調査している。その水には、空調システムと排ガス流が含まれており、化学量論的燃焼では水分含有量は約13%となっている。
(画像はプレスリリースより)
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