日本精工、フォルクスワーゲン社とステアリング事業における協業に合意

製品ポートフォリオとグローバル生産を拡大
日本精工株式会社は、フォルクスワーゲン社と、両社のイノベーション力を高めることを目的に、ステアリング事業における協業に合意し、その最初のステップとして、製品開発における協業契約を締結したことを発表した。

日本精工は、1916年に日本で最初の軸受を生産して以来、100年にわたり軸受や自動車部品、精機製品などの様々な革新的な製品・技術を生み出し、世界の産業の発展を支えてきた。

1960年代初頭から海外に進出し、現在では30ヶ国に拠点を設け、軸受の分野で世界第3位、また電動パワーステアリング、ボールねじなどにおいても世界をリードしている。

日本精工の執行役専務であり、自動車事業本部ステアリング&アクチュエータ本部長である麓正忠氏は、次のようにコメントした。
「フォルクスワーゲン社との協業合意は、我が社の製品ポートフォリオとグローバル生産を拡大するために、戦略的で重要な意味を持つ合意である。多くの分野で補完関係にある両社が、将来のさらなるイノベーションに向けて、よりよい関係を構築していくことを期待する。」(プレスリリースより引用)


将来のイノベーション力を強化
一方、フォルクスワーゲングループ、コンポーネント部門CEOであるThomas Schmall氏は、「両社が持ち寄ったノウハウを製品開発の協業の中で徹底的に活用していくことで、両社の製品がより素晴らしいものになることを期待している。」と述べた。

また、フォルクスワーゲン社の取締役であるStefan Sommer氏も、ステアリングのグローバルサプライヤーである日本精工との協業合意について歓迎の意を表し、フォルクスワーゲン社のシャシービジネスにおけるグローバルな開発と生産を拡大させ、イノベーション力をさらに強化する、戦略的に重要なステップとなる、との期待感を示した。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

日本精工株式会社
https://www.nsk.com/jp/company/news/2019/0607a.html