ボルグワーナー、ReMaTecで再製造の「REMAN」プログラム製品を展示
資源を節約し持続可能性に貢献
ボルグワーナーは、2019年6月23日から25日までオランダのアムステルダムで開催される産業機械の展示会ReMaTecにおいて、REMANターボチャージャーや排気ガス管理製品など、同社の優れた製品範囲を展示する。この展示はまた、天然資源の保護と保全に対する、同社の長期にわたる世界的な取り組みを示すものである。
ボルグワーナーが、ターボチャージャーの再製造をしてきた27年間で、470万個のタービン・ベアリング・コンプレッサーハウジングを再利用することにより、14,300トンの鋳鉄と3,700トンのアルミニウムが節約された。
ボルグワーナーのREMANプログラムを通じて、世界中で200万以上のターボチャージャーが、5,000の異なる商用車と乗用車のアプリケーションをカバーする約800の製品に再生されている。
ボルグワーナー・ターボシステムズ、グローバルアフターマーケット担当の副社長兼ゼネラルマネージャーであるMichael Boe氏は、次のように述べた。
「我々は、顧客にREMAN技術を提供することができ、うれしく思う。ReMaTecでは、車両が最高水準の燃費と排出削減を維持できる最先端製品を展示する。十分に使用された、または損傷した製品を元の状態に戻すことによって、我々は、資源を節約し、持続可能性をサポートするとともに、クリーンでエネルギー効率の高い世界を目指すというビジョンを追求していく。」(プレスリリースより引用)
世界中の専用施設で再製造
ReMaTec 2019において、ボルグワーナーは、可変タービンジオメトリー(VTG)、ウェストゲート、regulated two-stage (R2S)ターボチャージャー、電気および空気圧で作動する排気ガス再循環(EGR)バルブ、さらに、ここ数ヶ月開発を行っている、REMAN製品ポートフォリオのための取り付けキットなどを紹介する。他のREMAN製品と同様に、これらの製品は、新しいOEM製品と同じ優れた性能と信頼性を提供するために、北米・メキシコ・ブラジル・ヨーロッパ・中国の専用施設において工場出荷状態に再製造される。
この広いネットワークのおかげで、再製造されたターボチャージャーとEGRバルブは24時間以内に世界中のほぼどこにでも配達することができる。また、技術者のトレーニングと設備は、OEシステムの製造において使用されるものと同じである。
部品も交換し工場出荷状態の品質に
ターボシャージャーのためのREMANプロセスでは、すべての消耗部品とベアリングやシール、アクチュエータ-などの小型部品は、量産ラインのオリジナル部品と交換される。また、組み立てやテスト、品質は、OEM製品に使用されているのと同じプロセス、プロトコル、および規格に従っている。同様に、特殊な機器と豊富なノウハウを使用して、再製造されたEGRバルブの技術的パラメータは、スムーズで信頼できる操作を行うために、調整され制御されている。
その結果、すべてのREMAN製品は、乗用車、商用車、農業用車両、建設機械などの用途のために、環境に優しく費用対効果の高い代替手段を提供する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
Borgwarner Press Releases
https://www.borgwarner.com/