デンソー、ミシガン州にノーステクニカルトレーニングセンターを開設へ

技術系人材のトレーニングハブ
デンソーは7日、195万ドルを投資し、ミシガン州バトルクリークにノーステクニカルトレーニングセンターを開設することを発表した。

このセンターは、「インダストリー4.0」と呼ばれる豊富なデータによる自動化された製造の最前線であるように設計されており、デンソーの技術系人材のトレーニングハブとして機能する。

また、自動車および製造技術は急速に進化しており、高度なモビリティに新たな価値を創造することを目的としたデンソーの長期方針2030を念頭に置いて構築されていることから、デンソーにとって緊急の方策である。

自動車産業が電化と自動運転へと移行するにつれて、デンソーは従業員に革新的で先進技術を保有したトレーニングの場を提供することに取り組んでいる。

デンソーのバトルクリークトレーニングセンターは、テネシー州とメキシコ州に続く3番目のトレーニングセンターとなり、それは保全担当者、機械技術者、エンジニアのような技術分野の従業員を支援する。

トレーニングの対象となった従業員は、新しい技術スキルの開発、モノのインターネット(IoT)技術の新しい理解、生産効率の向上のためのカスタマイズされた計画を提供される。これらすべては、運用の生産性と収益性を高める重要な要素である。

IoTや自動運転、電化など最先端の動向に対応
デンソーのシニアエグゼクティブオフィサーであり、デンソー北米本社のCEOである伊藤健一郎氏は、現在自動車業界では非常に重要な時期であり、それに対応する人材が必要であることから、新しい技術を従業員に紹介し、協同の相互トレーニングを提供し、イノベーションを育てるためのスキルを研いている、と言及し、次のように語った。
「テクニカルトレーニングセンターで学んだ優秀な人材は、製造を通じて世界を変えるための新しい方法と創造的なアイデアを生み出すだろう。」(プレスリリースより引用)

また、バトルクリークにあるデンソーの熱関連製品工場の社長であるKevin Carson氏は、次のように説明した。
「我が社の人材の多くが学校で学んでいた時、IoTや自動化、インダストリー4.0などは存在しなかった。自動車業界は劇的に変化しており、それは、我々の機械とそれらを動かす技術も変化する必要があることを意味している。我々は、従業員をサポートするとともに、彼らが、機敏性を維持し、新しいスキルを習得し、キャリアを向上させるのに必要な方策を確保できるように、取り組みを行っている。」(プレスリリースより引用)

ノーステクニカルトレーニングセンターでは、「高速度ビデオカメラ」、「先進ロボット工学」、「自動製造システムのプログラミング」、「機械部品およびシステムの精密な組み立ておよび調整」、「独自プロセスのための機械ごとのトレーニング」などの分野でトレーニングを受けることができる。

(画像はプレスリリースより)


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DENSO Corporation Press Releases
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