マグナ、新たなシートトリム技術を導入
新たなシートトリムカバー技術
6月13日、マグナは、新たなシートトリムカバー技術である「FreeForm」を導入すると発表した。独自技術「FreeForm」は、シート凹面形状によりデザインに無限の可能性を与え、ドライバーをはじめ乗車者の快適さを改善する。また、座席シートカバーはジッパーにて着脱可能となり、清潔さは高まる。
座席装備の重要性
自動車業界では、車室内空間の快適性が企業独自の競争力・付加価値を生み出すと考えられ、自動車の座席装備や内装装備に焦点が置かれる傾向にある。近年、自動車の座席装備は、タッチポイント(製品・サービス・ブランドなどと顧客・従業員・株主などとの接点)となり、顧客が自動車の購入を判断するうえで非常に大きな決め手となっている。
それゆえ、自動車業界において、座席装備は重要な位置づけである。自動車メーカーは、シートに独自のブランド名を印字するなどブランドの付加価値を創出している。
スタイリングの柔軟性
「FreeForm」はマグナ独自の技術であり、デザインに無限の可能性をもつ。シート表面の裁断・縫製は半径3~4mm単位にて行われ、従来の20~25mm単位と比べ、細部に至るまで多様な形状、深い波打つラインが施されている。シート表面は凸面形状となり、スタイリングの柔軟性が生まれた。背もたれ部分は、シート表面の凸面形状により柔らかく、個々の乗車者に合わせてあらゆる傾斜角度・形状にて調整可能となる。また、座面は人体に適した形状に適合でき、座り心地は向上する。
背もたれ部分の柔軟なスタイリングは、車室内の座席空間に新たなスペースを生み出す。後部座席には4インチの空間が追加され、足を伸ばすなどリラックスした状態にて乗車できる。
(画像はプレスリリースより)
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MAGNA プレスリリース
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