コンチネンタル、右折補助に注力した短距離レーダーセンサーを発表

77GHz短距離レーダーセンサー
コンチネンタルは6月25日、車両旋回で有益な新型の77GHz短距離レーダーセンサーを発表。コンパクトながら従来のものより解析度と精度が向上している。

コンパクトで高精度なシステム
今回リリースする短距離レーダーセンサーは77GHz。前モデルの24GHzよりも、道路上の利用者や障害物をより正確に検出することができる。

またシステムの個々のコンポーネントが小さく収められているため、コンパクトでどの車両にも簡単に設置が可能だ。レーダーを車体の四隅に配置すれば、360度シームレスに監視が行える。

この機能は特に乗用車の右折支援に焦点が当てられており、右折するときに車両の右側にいる歩行者、右後方から迫る自転車・バイクなどを検出することができる。また車線変更、ドアの開閉時などでも周囲の確認が可能だ。

右折時の自転車・バイク事故を軽減
この技術は2022年に施行されるユーロNCAP(衝突安全プログラム)の要件を満たしている。

同社の調査では、右折補助システムにより乗用車と自転車、バイクとの衝突死亡・重傷事故はドイツで5%、トラックとサイクリストによる衝突死亡事故は36%回避できるという。

また日本では衝突事故による死亡・重傷の7%、米国では8.5%を軽減、軽傷事故は6%軽減できると分析している。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

コンチネンタルのプレスリリース
https://www.continental-corporation.com/