ネクステア・オートモーティブ、アフリカ初となるケニトラ工場を開業

アフリカ初の生産工場
6月26日、ネクステア・オートモーティブは、顧客、従業員、モロッコ産業・投資・デジタル経済大臣を含む政府高官を招き、アフリカ初となるケニトラ工場(モロッコ)のグランドオープン記念式典を開催した。

ケニトラ工場では約500人の雇用が見込まれ、プジョー、シトロエン、DS、オペル、ボクスホールブランドで自動車の製造・販売を行っているフランス多国籍企業のグループPSA向けに電動パワーステアリング(EPS)システムを生産予定である。また、グループPSA、FCA、ルノー日産三菱アライアンス向けにドライブラインシステムを提供する。

なお、電動パワーステアリングシステム、ドライブラインシステムの生産は今年9月より開始される。

業界最先端のモーションコントロールソリューションを
グローバル最高執行責任者のタオ・リュウ(Tao Liu)氏は、世界的な生産拠点を多様化し、主要顧客にとって戦略的に重要な地域にて事業を拡大するうえで、ケニトラ工場がマイルストーンになると述べる。

アフリカ初となる生産工場として、アフリカおよびヨーロッパを越えて、業界最先端のモーションコントロールソリューションに対する顧客ニーズに応えることができると期待する。

ケニトラ工場にて生産されるグループPSA向け電動パワーステアリングシステムには、シングルピニオンタイプのEPSシステムが含まれる。

シングルピニオンタイプのEPSシステムは、プレミアムステアリングシステムであり、A(スモールカー)・B(コンパクトカー)・C(ロワーミディアム)セグメントに特化している。現在、BMW、グループPSAといった顧客に対して提供されている。

合わせて、グループPSA、FCA、ルノー日産三菱アライアンスの売上トップモデルの次世代向けハーフシャフトを含むドライヤーラインシステムも生産する。

(画像はnexteer HPより)


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