ジェイテクト、タイに新たなステアリング部品の生産拠点
内製部品の調達体制を強化
自動車用ステアリングおよびベアリング部品のサプライヤーであるジェイテクトは9月29日、タイ国内にある自動車部品生産拠点JTEKT Thailand Co. Ltd(以下、JTC)において新たなGateway 工場を立ち上げ、ステアリングシステムのインターミディエイトシャフトで使用するクロスとシェルベアリングの現地生産を開始すると発表した。これまでジェイテクトグループでは、インターミディエイトシャフトで使用するクロスとシェルベアリングは東京工場でのみ生産をしていたが、タイのチャチューンサオ県に新工場を立ち上げることにより、東京工場以外での生産できる体制を構築するとともに、タイ国内の納入先のニーズに応えるべくステアリングシステムの現地生産の推進を図っていく計画である。
約57億円の投資を行い工場を建設
このGateway 工場は約99,665平方メートルの敷地に約15,110平方メートルの生産施設を持ち、2016年には約140人の従業員がEPSの製造と販売に従事することになる。なお、インターミディエイトシャフト用シェルの生産能力は毎年約400万個となっている。ジェイテクとは、この新工場の建設に約57億円の投資を行い、ここでステアリングシステム向けシェルベアリングおよびクロスの製造を行う計画である。また、来年にはニードルローラーベアリングの生産開始も予定している。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
ジェイテクト ニュースリリース
http://www.jtekt.co.jp