小糸製作所、イスラエルのベンチャー企業BrightWay Vision社の株式を取得

先進運転支援システムや自動運転車の実現を目指す
株式会社小糸製作所は、イスラエルのベンチャー企業であるBrightWay Vision Ltd.(以下、BrightWay Vision社)の株式を取得し、持分法適用会社としたことを発表した。

BrightWay Vision社は、2011年1月11日、先進運転支援システム向け前方監視運転支援システムの開発と製造を行っている企業。今回取得した株式数は、11,927,189 株で、取得価格は2,400万ドル。株式の所有割合は36.92%となる。

先進運転支援システム搭載車や自動運転車においては、カメラ、LiDAR、ミリ波など、高精度かつ悪天候にも対応できる周辺認知センサ搭載が不可欠となっている。

BrightWay Vision社は、夜間撮像に優れ、雨や霧などの天候の影響を受けにくいうえ、単眼でも距離測定が可能である「ゲーテッドイメージング技術に基づく前方監視運転支援システム」技術を保有しており、今回の出資により、小糸製作所は、同社の自動車照明器技術と BrightWay Vision社のカメラ技術を組み合わせたランプの共同研究に取り組んでいく意向を示している。

センサ・カメラ内蔵など先進ランプ製品を開発
小糸製作所は、自動車照明機器のリーディングカンパニーとして、次世代製品の研究開発に取り組んできた。

例えば、センサ内蔵ランプでは、車両四隅のヘッドランプおよびリアランプに周囲監視センサ(LiDAR)を内蔵することで、車両周辺360度の歩行者や車両の検知能力が向上し、さまざまな走行状況において、交通事故の未然防止を図っている。

また、AIやセンサ、カメラを備えた次世代ランプ「コーナーモジュール2025」は、より高精細に、必要な場所だけを照らし、安全な走行を支援する。

さらに、各種ランプと、カメラなど周辺の機能を一体化し、小型・軽量のモジュールにすることで低コスト化を実現した「ランプモジュール」も提供している。

(画像はプレスリリースより)


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