サンデングループ、中国四川省成都に新しい工場を開設
SUV向けカーエアコンディショニングユニットを生産
サンデンホールディングス株式会社は、同社グループ会社のサンデン・オートモーティブクライメイトシステム株式会社が、天津マフラーとの合弁会社である天津三電汽車空調有限公司の工場を中国の成都に開設したことを発表した。四川省の成都市に建設された成都工場は、敷地面積6,500平方メートルの3階建て工場で、建屋総面積は6,400平方メートルである。
同工場では、9月から、中国での外資系大手自動車メーカーの新型SUVに向けたカーエアコンディショニングユニット(HVAC)の生産を開始する。HVACの年間生産能力は30万台である。
顧客の近くで「協創」
サンデングループは、今後も持続的な成長を遂げていくためには、さらなる構造改革の実行、事業収益力の改善、事業成長、資本強化も含めて財務基盤の再構築を図ることが、重要な経営課題であるとの認識から、「経営基盤再構築へ向けた「構造改革の実行」と、持続的成長を実現するための「協創」により、新生サンデンを実現する」を基本方針とした中期経営計画(SCOPE2023)を、2019年4月1日から実行している。この計画では、「生産体制の抜本的見直し」、「基盤収益力の向上」、「積極的な『協創』による成長」、「資産改革によるキャッシュフロー創出」、「実行の為の仕組み改革」という5つの改革プランに取り組む。
今回の新工場開設は、この改革の施策の一環であり、顧客に近い場所に工場を持ち、先行提案を行うことにより新技術強化をさらに進めていく。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
サンデンホールディングス株式会社
https://www.sanden.co.jp/topics/2019/0625.html