Rheinmetallの子会社Pierburg、電動バキュームポンプの生産が100万台を突破

ドイツのハルタア工場で製造
Rheinmetallは3日、子会社であるPierburg GmbHが、ドイツのハルタア工場において、電動バキュームポンプの生産が100万台を突破したことを発表した。

社内開発されたこの製品は、2017年に市場に供給されて以来、ハルタア工場で生産されており、成功した製品の1つとなっている。

電動バキュームポンプはコンパクトで強力であり、ハイブリッドおよび電気自動車、ならびに従来のドライブラインを備えた自動車で使用されている。

特に今日の小型化されたガソリンエンジンにとって、小型のポンプは、例えば制動力を高めるために適切な真空レベルを常に保証するので不可欠である。

工場長のMario Schäfer氏は、次のように説明した。
「当初から、我々はこのような有望な製品を市場に供給することを誇りに思っており、現在も同様である。我々は、今日、生産数が100万台を越えたことを嬉しく思っている。この記録は、ハルタア工場における販売と雇用の強化に役立つ。」(プレスリリースより引用)

中国の自動車メーカーも電動ポンプに強い関心を示しており、今回のハルタア工場に加えて、現在、現地市場への納入を目的として、中国の合弁会社Pierburg Huayu Pump Technologyの工場で操業を始めることとなっている。

小型で強力、燃料消費量と排出量を削減
燃焼エンジンに直接連結されている機械式バキュームポンプは費用対効果が高いが、必要でない時にも連続的に作動するという欠点がある。

一方、電動バキュームポンプは、ブレーキがかかっていない時はスイッチオフとなるため、燃料消費量と排出量が削減される。

バキュームポンプ担当製品開発のリーダーであるMichael Rombach氏は、「車両システムの開発は急速に進化しており、2014年の初頭には、電動バージョンのバキュームポンプの製品ポートフォリオを拡大し、ハルタア工場でEVP40を生産していた。

このモデルの成功により拍車がかけられて、我々は現在の開発でインテリジェント電動ポンプに向かってのトレンドに従い、形づくっていく。」と述べた。

Pierburgは何十年もの間、ブレーキブースター用のバキュームポンプを開発しており、さらにこの専門技術を電気バージョンの開発と設計にも活用している。車両の性能は常に保証されている必要があり、特にブレーキシステムが最も優先されるため、信頼性と寿命に特に重点が置かれている。

(画像はプレスリリースより)


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Rheinmetall Automotive Press Releases
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