ボルグワーナー、BMW向けのR2Sターボチャージャーをデモンストレーション

革新的なターボチャージャー
7月9日、ボルグワーナーは、BMWグループ向けR2S過給システムのデモンストレーションを実施した。

エミッションおよびサーマルシステムズ社長兼事業本部長のジョー・ファドゥール(Joe Fadool)氏は、R2Sソリューションにより、自動車メーカーは排ガス低減・燃費効率の向上を実現できると述べる。

よりクリーンで高性能のターボチャージャー
R2Sターボチャージャーは、より環境に配慮したシステムであり、燃費効率の向上と排ガス低減を実現する。BMWグループ最新の2リッター2.0リットル直列4気筒ツインパワー・ターボ・ディーゼルエンジン向けに開発され、最新および近日販売予定の車両モデルに幅広く搭載される。

2リッター2ステージ(二段階)であり、低圧段に可変タービン形状(VGT)ターボチャージャー、高圧段にウェイストゲートバルブ(ターボチャージャーによる過給エンジンにおいて、排ガスの一部を分流させ、タービンへの流入量を調節するバルブ機構)を直列かつコンパクトに組み合わせる。

最良の組み合わせによりシステムは最適化され、性能は向上し、排ガス・燃費低減を実現させ、「Euro 6d TEMP standard」など欧州をはじめとした世界各国の厳しい排ガス規制を満たし、自動車業界のよりクリーンで高性能のターボチャージャーに対する需要に対応できる。

また、電動アクチュエータはガイドベーンを正確に調整することによって、流入角とタービンホイールインレットの速度を制御する。それゆえ、エンジンのドライビング・ステータスに対してタービンの断面を持続的に適合させ、電力出力の最適化が可能になる。

(画像はプレスリリースより)


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BorgWarner
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