豊田合成、ベトナムの子会社がタイビンに工場を開設

エアバッグ部品などセーフティシステム製品を生産
豊田合成株式会社は、ベトナムにある生産子会社豊田合成ハイフォン有限会社が、タイビン工場を開設し稼動を開始したことを発表した。

豊田合成ハイフォン社は、2004年9月に設立され、資本金が5,400万ドルで、株主比率は豊田合成が95%、豊田通称が5%。エアバッグ部品やハンドルを中心とするセーフティシステム製品を重点事業と位置づけ、グローバルで生産能力を強化している。

ベトナムでハノイに続き2拠点目となる新しい工場は、タイビン省ティエンハイ工業団地に建設され、597人の従業員を擁する。

新工場の稼動によって、ベトナムでの生産能力を、今後4年間でエアバッグ部品を2018年度の約1.5倍となる年産2,500万個、ハンドルを約1.7倍となる年産400万本に増やす予定である。

グローバル事業運営を強化
2019年6月に創立70周年を迎えた豊田合成は、ゴム・樹脂の高分子技術を用いた自動車部品を主軸とする製品を提供し、現在では世界18ヶ国で67のグループ会社が事業を展開している。

昨今、自動車業界が自動運転や電動化の進展による大変革を迎えているなか、同社は、事業環境の変化に柔軟かつ迅速に対応し、将来にわたる持続的成長を実現するため、2018年5月に中長期経営計画「2025事業計画」を策定、そのなかで、活動を支える事業基盤を強化することに重点を置いている。

さらに、「グローバル事業運営の強化、人材育成、誠実な事業活動」を活動方針も、海外拠点の自立化による収益性、生産性の大幅アップを実践のポイントとして事業活動を行っている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

豊田合成株式会社
https://www.toyoda-gosei.co.jp/news/detail/?id=802