サンデン・オートモーティブコンポーネント、ベトナムにテクニカルセンターを開設

グローバル垂直分業で開発体制強化
サンデンホールディングス株式会社は、グループ会社のサンデン・オートモーティブコンポーネント(以下、サンデンAC)が、ベトナムに設計支援業務をメインに行う「サンデン ベトナムテクニカルセンター」を設立したことを発表した。

サンデンACは、カーエアコン用コンプレッサーを製造する事業を行っている。

このテクニカルセンターでは、CAD製図、CAEなど開発インフラ業務を一括して請け負い、グローバル垂直分業を構築することで、電気自動車向け電動コンプレッサーの先行開発への開発リソースシフト、開発体制のさらなる強化を加速させる。

さらに、ベトナムの大学とも連携して技術指導を行い、技術開発の継承と人材育成を図るだけでなく、人材交流を通じてベトナムのさらなる発展に貢献する意向を示している。

テクニカルセンターは、ホーチミン市ビンコムセンター内に建設され、資本金は1,500万円でサンデンACが100%出資している。従業員数は現在15名である。

電気自動車向け製品の市場を拡大
1943年創業のサンデンホールディングスは、挑戦と改革の企業文化を醸成し続け、海外進出がまだ珍しかった1970年代初頭に自動車機器事業でアメリカ市場に参入した。

そして、常に時代のニーズを先取りしながら、新しい技術により、世界初・業界初の様々な製品を開発し、アメリカ以降、アジア、ヨーロッパ、中国へと市場を拡大している。

自動車機器事業では、地球と人にやさしい次世代の空調システムを追求し、カーエアコンシステム製品が、世界中の自動車メーカーや建機・農機メーカーに採用されている。

さらに、近年の電気自動車の普及に伴い、電動コンプレッサー、ヒートポンプシステムなど自動車電動化に対応した商品を市場投入している。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

サンデンホールディングス株式会社
https://www.sanden.co.jp/topics/2019/0710.html