ボルグワーナー、ブラジル市場ニーズによりターボチャージャーを増産
「B01ターボチャージャー」を増産
7月11日、ボルグワーナーは、ブラジル市場ニーズに対応する目的として、ブラジル・イタチバ工場にて生産するフレックス燃料エンジン向けターボチャージャー「B01」を増産すると発表した。「B01」は、フレックス燃料エンジン用コンパクトターボチャージャーであり、ブラジル市場に初めて導入された。先進技術により、エネルギー効率・エンジン性能の向上、燃費効率の改善、燃料消費量・排ガスの削減を可能にする。
ブラジル自動車市場におけるフォルクスワーゲンの供給増加に伴い、フォルクスワーゲンモデルに搭載されるターボチャージャーの供給量を拡大する。
燃費効率の向上と排ガス削減に対するニーズ
自動車業界では、効率的な車の開発がより一層進み、ターボチャージャーの使用は増加傾向にある。世界市場において、燃焼車のターボチャージャー使用率は2017年に43%、2027年には59%まで上昇すると予測される。自動車業界のトレンドを受け、ボルグワーナーは、イタチバ工場にて生産するターボチャージャー「B01」の生産量を増加させ、フォルクスワーゲンのニーズに対応する。フォルクスワーゲンは、近年、新型SUV「T-CROSS(Tクロス)」の供給増加に注力している。
現在、「B01」は、フォルクスワーゲンの現行モデルに搭載されているエンジン「TSI」(フォルクスワーゲンが開発したガソリン直噴(FSI)エンジンにツインチャージャー、ターボチャージャーを組み合わせたもの)に採用されている。
ブラジル・ジェネラルマネージャーのヴィクター・マイエリアロ(Vitor Maiellaro)氏は、グローバルな専門知識と幅広い知識により、フォルクスワーゲン向けにコンパクトかつ高温耐性コンポーネントなターボチャージャーを開発できたと述べる。
「B01」は、最高1050度の排気温度まで耐久性があり、先進材料・技術によりエンジン性能は満たされた。
(画像はプレスリリースより)
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BorgWarner
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