コンチネンタル、クノールブレムゼと共に自動運転トラックのデモンストレーションを実施

商用車の高度運転自動化
7月16日、コンチネンタルは、世界大手の鉄道・商用車用ブレーキシステム企業「クノールブレムゼ」と共に商用車の高度運転自動化を実現させるシステム「Platooning Demonst」の共同開発を進め、初期テストおよびデモンストレーションを実施したと発表した。

2社は、自動車メーカーが異なるトラック3台が相互通信しながら自動運転にて隊列を組み、走行できるシステム構築を目指す。

なお、クノールブレムゼは、コンチネンタルと開発パートナーシップ関係にあるが、商用車向けの自動運転技術「Highway Pilot」に重点を置いている。

トラック3台の隊列走行
「Platooning Demonst」はトラック向け自動運転システムであり、複数台トラックが相互通信して隊列走行する技術「Platoon(プラトーン)」に基づく。「Platoon」によりトラックは個々に隊列に出入りでき、安全な隊列走行が実現される。隊列の前後にあるトラックが50メートル以内である場合、ボタン1つで隊列走行から抜けられる。

カメラ、レーダー、ライダーなど最先端センサー技術、V2V技術(車両間通信技術)が搭載され、短い車間距離での隊列走行時、走行の安全性を維持するうえで中心基盤となっている。

V2V技術のエマージェンシーブレーキ(緊急ブレーキ)機能により、隊列走行時、全てのトラックが同時にブレーキを作動させられる。常に車間距離を等間隔に維持でき、隊列走行の安全性はより高まる。

また、今回、2社は有人運転と自動運転の切り替えにおける制御を最重要視しており、ドライバーは、ヒューマンマシンインターフェース(人間と機械が情報をやり取りする手段、装置、ソフトウェアなど)を介して明確な情報を取得し、常時、システム状況を把握できる。

将来的には、「Platooning Demonst」をコンチネンタル製アシステッド・自動運転制御ユニット(ADCU)に搭載することを目指す。

(画像はプレスリリースより)


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