HELLA、ステアリングコントロールモジュール分野にて競争力を強化
ステアリングコントロールモジュールの拡大
7月23日、HELLAはプレスリリースにて、ステアリングコントロールモジュールのサプライヤーとして市場立場・競争力を強化したとの見解を示した。過去12ヶ月間、ステアリングコントロールモジュール分野において、重要な新ビジネスを獲得した。特に、半自動運転用(自動運転レベル2(部分運転自動化)以上)モジュールに対する需要は増加傾向にあり、受注のうち約半数は半自動運転用モジュールが占める。
顧客の需要は供給を上回り、今年中にもステアリングコントロールモジュールの生産能力を拡大する。ドイツ、中国に加えて、ルーマニア、メキシコ、ブラジル、インドの市場への提供を目指す。

自動運転レベル4を目指して
HELLAは2010年以降、ステアリングコントロールモジュール(電子制御ユニット(ECU))の生産を手掛けている。電動パワーステアリング(EPS)や燃料効率の基礎を築き、車線逸脱防止支援システムや自動駐車システムなど自動運転向け機能を創出している。ステアリングシステムの開発は進められ、自動運転レベル4への適合を目指す。自動運転レベル4はドライバーの運転操作を不要とする。
ステアリングコントロールモジュールは拡張可能(拡大・収縮可能)かつ故障時動作継続の性能をもち、将来的に、自動運転の分野において不可欠になるという。ステアバイワイヤシステムに搭載され、自動運転中のステアリングホイール格納が可能になる。
プログラムマネジメント・ステアリング責任者のフレデリック・ロール(Frédéric Laure)氏は、顧客に対して、ビルドトゥープリント生産方式(顧客が詳細設計を行い、生産のみを受注する受.注形態)から完全に組み立てられたモジュールに至るまで、拡張性のある製品を提供すると述べる。
(画像はプレスリリースより)
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HELLA
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