IAC、カーシェアリング会社Turoに2億5,000万ドルを投資
Turoの最大株主に
IACは、自動車用Airbnbと呼ばれる、ピアツーピアのカーシェアリング会社であるTuroに2億5,000万ドルを投資した。IACは、7月17日に、この投資によりTuroの最大株主になるだろうとの見解を示した。この資金によって、Turoの総資本は4億7,000万ドルとなった。
また、Turoは、自家用カーシェアリングと同様に、消費者向けのレンタカーの代替手段として、ユーザーが自分の車両を他のユーザーへレンタルするサービスも販売している。
Turoは、アメリカにおいて、過去2年間で国際的に着実に成長し、1,000万人以上の会員とおよそ40万台の登録車両を保有している。そして、IACからの新たな資金を使用して、より大きな成長を促進し、さらなる「顧客体験を向上させる」ことが可能となると期待している。
急成長するカーシェアリング市場
今回の投資によりTuroの理事会に加わるIACのCEOであるJoey Levin氏は、次のように述べた。「Turoは、レンタカー業界の変革の最前線にいる。Turoは、驚くべき規模の事業を行い、非常に大きな市場における明確なネットワーク効果からの恩恵を受けている。この市場で、消費者は、より良い調整された体験を望んでおり、これはIACにとって完璧なことである。」(CNBCより引用)
Levin氏の説明によると、旅行、デート、家庭サービスで見られるように、自動車所有の経済性が変化し、世界のレンタカー市場で600億ドル以上が、Turoが持つピアツーピアのカーシェアリングサービスによる変革と拡大に直面しているため、輸送分野における技術の変革が加速している。
最近、IACは輸送分野への投資を進めており、2017年にはトラック輸送の新興企業Convoyに投資を行い、2018年2月には、オンデマンドカーリースプラットフォームHonckerに1,500万ドルを投資している。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
CNBC
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TechCrunch
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New Mobility
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