ボルグワーナー、GMのハイブリッド車向けにソレノイド技術を供給

オイルポンプの油圧を高い次元で制御
自動車部品サプライヤーのボルグワーナーは、ミズーリ州のウォーターバリー工場で2016年型シボレー・ボルト、シボレー・マリブー・ハイブリッド、キャデラック・ELR、また今後これらのモデルと同型の変速機が搭載されるGMの新型車向けに、小型のダイレクト・アクティング・可変力ソレノイドを生産している。

これらのモデル向けアプリケーションに使用されているダイレクト・アクティング・可変力ソレノイドは、変速機のオイルポンプの油圧を高い次元で制御すると同時に、オイル漏れを低減することによりバッテリー電気の寄生損失を低減することができる。
比較的簡単に採用できるソリューション
ボルグワーナー・トランスミッション・システムズのプレジデント兼ゼネラルマネジャーであるロビン・ケンドリック氏は次のように語っている。
「GMのシボレー、ビュイック、GMCに搭載されている前輪駆動モデル用6速オートマチックトランスミッションに採用されたことで、内燃機関からハイブリッドモデルに至るまで、ボルグワーナーの可変力ソレノイド技術は比較的簡単に採用できるソリューションであることが証明されている。これはドライブライン用アプリケーションにおいて、われわれの油圧制御技術が優れていることの証明でもある。」(プレスリリースより引用)

小型のダイレクト・アクティング・可変力ソレノイド技術は、従来の可変ブリードソレノイドと比較してより精度の高い油圧制御のための最適化が行われている。

また、油圧漏れを低減したことにより、トランスミッションはこれまでより低い油圧で動作することができ、これはオイルポンプへの負荷低減と効率性の向上につながることになる。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ボルグワーナー プレスリリース
http://www.borgwarner.com