マグナ、米オハイオ州ランカスターに新工場を設立

新たなシート事業を開始
7月30日、米オハイオ州ランカスターに新工場を設立し、北米において新たなシート事業を始めると発表した。

新工場の建設地であるランカスターでは、7月30日に起工式(着工式)が執り行われ、米国副大統領のマイク・ペンス(Mike Pence)氏、同社最高経営責任者のドン・ウォーカー(Don Walker)氏をはじめ、関係者らが出席した。

新工場は米国初のシート構造を専門とする生産工場となり、ロボットレーザーとMIG溶接能力に特化する。戦略的な立地であり、世界的な自動車メーカー向けの新型プラグインハイブリッドを皮切りに、顧客に対して革新的なシート構造を提供する。なお、2020年第1四半期に稼働を開始し、2021年までに300人を雇用する予定である。

米国・メキシコ・カナダ協定の批准に向けて
ランカスター工場は15万平方フィートの敷地より建設が始まり、初期投資額は約6000万ドルと見積もられる。新工場の建設は雇用や投資に対して肯定的な影響を与え、政府関係者とマグナは共に、米国・メキシコ・カナダ協定の批准に対する支持を表明した。

ウォーカー氏は、顧客が世界中の製造拠点を拡大させることに伴い、ワールドクラスのデザイン・エンジニアリング・製造の提供をもって支援すると述べる。

また、オハイオ州ならびに合衆国側は、投資・雇用創出を歓迎し、引き続き、自動車業界に寄与できるとコメントしている。

(画像はプレスリリースより)


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