マーレ、燃料電池自動車市場の差別化を図るエンジンコンポーネント開発

燃料電池システムの開発
マーレは8月8日、燃料電池システムの開発を行っているプロジェクトについて公開。バッテリーの安全性と快適性に注力し、専門知識を集約したハウジングの研究を行っている。

熱・空気・液体管理の研究
同社では、燃料電池プロジェクトハウスを立ち上げ、燃料電池自動車の実用化、市場での差別化を図るため、サイズやコストの最適化など、研究開発を進めている。

同社が重視しているのは燃料電池システムの役割の1つである空気経路。その複雑性からイオン交換基と熱交換器の専門家らによる相互開発、精巧なシミュレーションと分析が行われている。

燃料電池の冷却には、危険な電気伝導性を取り除くために脱イオン化する必要がある。一方で脱イオン化された冷却媒体は、接触するコンポーネントを腐食させるため、イオン漏れ防止が施される。

そして排気経路は、インテリジェントな水処理システムにより高速で霧化され、水の凍結を防止する。

それぞれの専門家が共同で研究
同社の燃料電池自動車は、熱、空気、液体の管理、それに伴うろ過システムなど、一連のプロセスごとに専門的な知識を連携・統合させている。

クオリティの高い、統合されたエンジンコンポーネントで市場での差別化を目指している。

(画像はマーレの公式ホームページより)


▼外部リンク

マーレのプレスリリース
https://www.mahle.com/