アメリカンアクスル、電気駆動システムがジャガーの完全電動車両I-PACEに採用

ジャガーと協力でe-AAM電気駆動ユニットを製造
アメリカンアクスル&マニュファクチャリング(以下、AAM)は、同社の全輪駆動フロントおよびリアe-Driveユニットが、ジャガー初の完全電動車両であるI-PACEに採用されたことを発表した。

e-AAMハイブリッドおよび電気ドライブラインBEVシステムは、2つの電気駆動ユニットを通して、400馬力、516ポンド・フィートのトルク、高性能な全輪駆動を実現している。わずか4秒で60mphに達することができるAAMのシステムは、コンパクトなデザインで最大のパフォーマンスを提供する。

AAMの会長兼最高経営責任者であるDavid C. Dauch氏は、次のように述べた。
「AAMは、ジャガーと協働し、I-PACE用の高性能で高効率のe-AAM電気駆動ユニットを設計と開発、製造を行ってきた。車両の電化、特にドライブラインに関して電化を推進させる技術は、AAMの製品ポートフォリオの必須部分であり、我々は、他のグローバルな顧客とも、電動化されたソリューションを推進させ続けている。」(プレスリリースより引用)


最適な制御と最高の安全性
AAMのI-PACEシステムには、電力を最大化しながらシステムスペースを最小化し、車両の低重心化に役立つように設計された、2つの電力密度の高い電気駆動ユニットが含まれている。

独立して制御されるAAMの駆動ユニットは、ジャガー設計の永久磁石モーターを使用しており、最適な制御と最高の安全性に向けた、即応型トルクと全輪駆動を提供する。

AAMは、スウェーデンのトロルヘッタンにあるテクニカルセンターで、このI-PACE用e-AAMシステムを設計した。

また、このシステムは、精密設計されたAAMのドライブラインシステムとコンポーネントに特化して製造している、ポーランドのシュフィドニツァ製造工場で構築されている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

American Axle&Manufacturing Press Releases
https://www.aam.com/