デンソー、革新的モビリティに関するコンソーシアム「MOBI」に参加

ブロックチェーン適用に向けた標準や方針を構築
デンソーは、モビリティオープンブロックチェーンイニシアチブ(以下、MOBI)に参加したことを発表した。

MOBIは、ブロックチェーンテクノロジー、および暗号化によってリンクされたデータトランザクションの分散レコードを通した革新的なモビリティサービスに特化した企業と組織のグローバルコンソーシアムである。

デンソーは、MOBIとのコラボレーションにより、ブロックチェーンを活用して、より安全なモビリティエコシステムを構築し、データと支払いのシームレスな交換を促進し、シェアリングモビリティサービスを強化することを目指している自動車およびテクノロジーリーダーに参画する。

コンソーシアムにおいて、デンソーは、コネクテッドモビリティ&データマーケットプレイス(CMDM)ワーキンググループに属する。これは、自動車関連の設定で、ブロックチェーンを適用するための標準や方針の構築に焦点を当てたグループで、デンソー、北米研究開発担当副社長であるRoger Berg氏が、CMDMの副会長となる。

Roger Berg氏は、次のように述べた。
「ブロックチェーンは、未来のモビリティにとって、ますます重要になっている。業界全体でのコラボレーションが非常に重要となっており、データ転送、検証、少額決済などの分野におけるCMDMの研究は、運転者やコネクティッド車両のための安全とセキュリティを推進する標準や方針を作成することに役立つ。我々は、このような卓越した革新的なグループに参加できることを嬉しく思い、将来、ブロックチェーンが我々をどこまで連れて行けるのかを楽しみにしている。」(プレスリリースより引用)

さらに、デンソーはブロックチェーンを活用して、輸送に関わる者が、より自由で安全に協力できることを助ける。これにより、改善された輸送管理から最適化されたカーチェアリングサービスまで、幅広いモビリティ分野において、潜在的に大きな配当が提供される。

新興輸送領域に新しい価値を創造
デンソーとMOBIとの研究は、イノベーションと固有のパートナーシップを通じて、新興輸送領域に新しい価値を創造する際に企業を導く戦略的なロードマップとなる、長期的方針をサポートする。

MOBIは、非営利のスマートモビリティコンソーシアムであり、先進的な企業、政府、NGOと協働して、標準を推進し、ブロックチェーン・分散型台帳・モビリティ業界の関連技術の採用を促進することによって、モビリティサービスをより効率的で、手頃、環境にやさしく、安全で、混雑が緩和されたものとしていく。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

DENSO Corporation Press Releases
https://www.denso.com/