デンソー、オハイオ州ダブリンでスマートモビリティエコシステムを開始
輸送をより安全で持続可能、効率的に
デンソーは、142万ドルを投資し、オハイオ州ダブリンで、輸送を強化するために設計されたスマートモビリティエコシステムを立ち上げたことを発表した。このプロジェクトにおいて、デンソーは、地方自治体、州、ビジネスパートナーや学術的なパートナーと協力して、インフラストラクチャ技術のテストと実装を行い、付加価値モビリティサービスを作り、道路と歩行者の安全性の向上、旅行時間の削減するために不可欠な未開発のデータを収集する。
このイニシアチブは、先進モビリティのための新たな価値を作るためのデンソーの長期的方針をサポートし、新しいビジネスドメインと新たな顧客を探求する際に、ソフトウェアをベースとしたソリューションへの拡大を促進する。
デンソー北米、研究開発担当の副社長であるRoger Berg氏は、次のように説明する。
「都市や郊外、農村のコミュニティにおけるスマートモビリティエコシステムを作ることは、様々な環境において物事や人がどのように動くかをより深く理解するためと、輸送が可能な限り安全で持続可能、効率的であることを保証するために不可欠である。このプロジェクトで、我々はパートナーとともに、先進技術を活用して、道路インフラストラクチャを改善し、交通パターンと特定し、最終的に安全性を高め、渋滞を削減し、様々な地域により良い輸送サービスを提供できる主要データを収集し分析する。」(プレスリリースより引用)
モビリティは、あらゆる密度のコミュニティにおける重要な要素であり、より接続された社会に向かっている。
無線デバイス、クラウドコンピューティング、センサーネットワーク、カメラ、データを介して、輸送中および周辺道路の人々にとって、輸送を、より安全で持続可能、効率的にする。
オハイオ州ダブリンで利用されているこのような技術によって、リアルタイムの交通データの収集、輸送パターンの測定、新しい経済的機会の特定、最適化されたガバナンス、潜在的な問題や機器に対する積極的な対応が可能となる。
スマートモビリティ技術に投資するオハイオ
ダブリン市、公共事業担当ディレクターであるMegan O’Callaghan氏は、次のように述べた。「ダブリン市は、サービスの提供とコミュニティ開発で革新的であるという長い歴史がある。デンソーとのコラボレーションは、道路をより安全で効率的にする、スマートモビリティの未来を形成することに積極的に取り組んでいる重要なパートナーシップであることを示している。」(プレスリリースより引用)
また、オハイオ州交通局のイニシアチブであるDriveOhio、コミュニケーション担当マネージングディレクターであるLuke Stedke氏は、次のように語った。
「オハイオは、スマートモビリティ技術に投資している。この研究開発プロジェクトから学んだことを活用して、オハイオにおけるリーダーは、我々の道路を安全にする接続された輸送ソリューションにおいて、より多くの情報により決定を下すことができる。」(プレスリリースより引用)
様々なパートナーが専門知識を提供
デンソーは、現在、スマートモビリティエコシステムの実装に向けて、オハイオ州のパートナーと協働している。パートナーには、まずダブリン市があり、ロータリーと信号交差点を含む、戦略的な目標を定めた輸送回廊のベータテストを行っている革新的な自治体である。
また、オハイオ州立大学は、その自動車研究センターが、データサービスと分析を含む、幅広いスマートモビリティソリューションを提供している。
Connected Signalsは、自動車、交通、歩行者、自転車に乗る人を安全で燃費を良くする、予測的なV2I技術を作成している。
DERQ USAは、AIプラットフォーム開発者であり、既存の交通システムとセンサーシステムを統合し、リアルタイム先進分析と、コネクティッドカーの安全アプリケーションを強化して、都市と道路担当当局が、交通事故をなくし、交通をより良く管理できるようにする。
No Trafficは、AIを搭載した交通信号プラットフォームであり、今日の交通管理の課題を解決すると同時に、接続された自動運転時代の都市を準備する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
DENSO Corporation Press Releases
https://www.denso.com/